うす汚い部屋には とても似つかわしくない きれいな心があって はりつめたガラスには とても似つかわしくない ゆるやかな空気が寄り添い 柔らかな畳の上には とても似つかわしくない 頑固な男がいて 意気込んだ鍋の周りには とても似つかわしくない 静けさが…
@豪徳寺 世田谷区 招き猫発祥の場所なんだってさ。 みんな同じように右手をあげて、どこを見つめているのか。 そんなにたくさん集まらなくてもいいのに。 ちょっとテイストの違うやつが混じってる。 ご家族ですか。 夢に出てきそう。 .....
日光東照宮へ向かう道を右手に逸れると、参道がひっそり続いています。 ほとんど人とすれ違いませんでしたが、掘出し物がたくさんありました。 参道の入り口付近には、輪王寺に所属する香車堂というのがあります。 将棋の駒「香車」がまっすぐにしか進めない…
前日は結局失意のままホテルに向かいました。 翌朝早く起きて、戻ってきました。 まず訪れたのは、世界遺産に登録されている『日光の社寺』のうちの「寺」のほう、輪王寺の大猷院という場所です。 なんでも徳川家光さんのお墓だとか。 祖父にあたる家康さん…
www.takeshi-why.com 栃木には、カメラに「ブラックミスト」というフィルターを装着して挑みました。霞がかったような、ソフトな効果が得られます。 今までは「フィルターをつける」という概念はなかったのですが、いろいろと試して遊んでみるのも面白そうで…
先日、東京から栃木に行ってしまいました。 特に大事な用事があったわけではありません。 カメラを新調したのでいろいろ試してみたくなり、 突然思い立って、旅に出てしまいました。 (カメラの技術を伸長すべく修行も兼ねて、と自分に言い聞かせておりまし…
穏やかな日 風ひとつない静けさの中 すべてのことがはっきりとしている 葉がそれぞれにまったく違う形をしている リンゴで太った羊のような雲が右から左へと流れる ボートが女の子をひとり乗せてゆっくりと岸を目指している そして一羽のおおきな白鳥が湖を…
音楽に関する自論として、「優れた音楽は芸術性と大衆性の二面をバランス良く持ち合わせていないといけない」というのがあります。 つまり、確かなオリジナリティと、それを広く伝えられる分かりやすさが共存しているべきだと考えております。 僕が最近心酔…
私の退屈をご覧になって きみは哀れだと言うのか 忙しいひとはうらやましがっていた しかし私はその忙しさを分け与えてもらいたくないし わざわざ哀れんでもらう謂れもない 思いあがってくれるな みじかい廊下を、堂々と 便所へ急ぐ私を見てくれ もうじき夕…
実家の近くにある古民家。 幼少の頃から何度も訪れているその場所で、 20年以上前から、訪れた人々の手により書き溜められてきた何冊ものノート。 幼稚園の遠足や小学校の行事でやって来た子供たち、 近所からふらっとやって来たおじいさん、 家族サービスを…
たき火。 年季の入ったドラム缶でたき火をしました。 断捨離で出てきた家具なんかを。 燃えるよ。 渇いた空気で、面白いほど。 見てるだけで顔が火照ってくる。 のども渇く。 お茶の葉を持ってきた農夫。 伸びすぎて刈り取ったものだ。 燃やすつもりらしい。…
今年もまだ残り1か月ほどございますが、 Spotifyさんから早くも、私が今年最も多く聴いた100曲をプレイリストとしてまとめて送られてきました。 厳密には、Spotifyで音楽を聴き始めたのは今年の4月ぐらいからで、Spotifyを使い始めてからもYouTubeや自分のP…
理屈ではない 使っていた言葉は残っていてほしい 生まれた場所は贔屓にしたい 理屈ではない 音楽を聴き、聴き続けて頭が痛くなり、その痛みを取るためにまた音楽を聴く 理屈ではないのだ そらみろ理屈はへんなところで曲がっている だれがやったんだ きみか …
こうして日本に暮らしていると、日本語で歌われる歌をたくさん耳にしますが、 案外、別の言語に置き換えてもあまり差し支えない歌ってあると思うんです。 (訳したときに語呂がメロディーに合う・合わないとかは置いといて) そんな中、これは日本語じゃなき…
劣勢だった 明らかに劣勢だった 大空を目の前にぼくらはどこか劣っていた しかし、今はどうだ 空は泣いているじゃないか 恥ずかしそうにしているじゃないか 結局のところ 居場所など簡単に見つけられたはずなのだ
先日、こんな展覧会に行って参りました。 ☞ ジョンレノンとオノヨーコがどのように出会い、過ごし、愛を形作ったのか。 お互いの作品に与えた影響も垣間見ることが出来ます。 会場全体が白く、何色も受け入れてくれそうな雰囲気でした。 『踏むための絵』 注…
ある日、妹が猫を拾ってきた。 川沿いの小屋でふらふらしていたらしい。 かなり衰弱していた。 痩せこけて眼球がすこし奥に引っ込んでいた。 自力で歩くこともままならず、鳴き声もかすれてやっと聞こえる程度だった。 それまでどうして過ごしていたのか。 …
つらつらと書いていた青森の特集、最後の記事です。 三内丸山遺跡と青森県立美術館。 道を一本隔てて現代と古代。 偶然なのか、アートの共演を果たしているかのよう。 問一)青森県立美術館 奈良美智さんの『森の子』 同じく奈良美智さんの『あおもり犬』 棟…
前々回の記事でご紹介した青龍寺ですが、その翌日にまた訪れることになりました。 というのも前回の記事で、蔵を案内してくださった方のご親族が、なんとこの青龍寺の五重塔を建てられた棟梁さんだったのです...! 自分にとって2回目の見学であるこの日…
引き続き青森の旅行について書きます。 さて、今回青森へ行ったそもそもの目的ですが、これは旅行ではなく、、 『蔵の見学』でした。正確に言うと、 『青森から持ってきて新たに住む予定の蔵の下見』って感じです。 唐突なお話ですが、焦らずに読んで頂きた…
青森、続きましては青龍寺というお寺さんです。 昭和大仏という、青銅の座像では日本一の高さという仏像が有名らしいです。 (奈良、鎌倉よりも高いんだとか。) 奈良や鎌倉の大仏よりもスリムですね。 五重塔と枯山水をセットで見られる贅沢な眺め。 フォト…
青森の写真、続いては恐山です。 前回紹介した寺山修司の作品のなかで特に好きなのが、映画『田園に死す』です。 その中で出てくる恐山が、きっとここは立ち入ってはいけない場所なんだと危機感を与えるような雰囲気で、圧倒されてしまいました。 そんなわけ…
この間、青森へ行ってきました。 いろいろ見てきました。 青森に行ってきたもんで、写真もたくさん撮ったもんで、 これから少しずつ載せていきたいと思います。 なぜこんな時期に行ったかは、後の記事で説明します。 場所とイメージ図 まず、下北半島の付け…
そこで僕は立ち止まってみた。 ちょっと立ち止まってみた。 すると僕は立ち止まっていた。 立ち止まると忘れ物に気が付いた。 どこかに脱ぎ捨てた足跡がたくさん落ちているだろう。
認知症。 身近な問題でしょうか...? 自分が何をしたいのか分からなくなってしまう。 どうして悲しいのか、何を探しているのかわからない.. よくある物忘れとは仕組みが全く違います。(認知症の場合、忘れたことも自覚ありません) 心の中で整理がつか…
住所があること 二人の親がそろって居ること 料理に文句をつけられること 遠い未来の自分を案じていられること 他人が自らのすべてに及ばないこと 地球に程よい重力があること 牛乳を冷やしてしばらく保存しておけること すべての事象が必然であること 全知…
こんな綺麗な場所があったなんて、、 富士山の雪解け水が少しずつ濾過され、8つの池に湧き水となって流れているそうです。(一部人工の池もありますが) 写真を加工しているかの様に、原色豊かな場所でした。 押しの八回、 ドアを叩け!
知っている方も そうでない方も こんなビートルズあったんだって 心に留めてもらえたらと思います。 『Within You Without You』(1967) www.youtube.com ジョージハリスン(中央、赤い服の人)の音楽のアイデンティティとして特に重要だったのが、インド音楽…
カラスウリのポートレート。