ジョンとヨーコの話

先日、こんな展覧会に行って参りました。

 

 

 ☞ ジョンレノンとオノヨーコがどのように出会い、過ごし、愛を形作ったのか。

お互いの作品に与えた影響も垣間見ることが出来ます。

 

会場全体が白く、何色も受け入れてくれそうな雰囲気でした。

 

 

 

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『踏むための絵』

 

 

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注意!

この箱に入っているものは、光にさらされると蒸発してしまいますので。

ーオノ・ヨーコ 1971年

 

 

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ヨーコさんがジョンと一緒に活動し始めたころ、「オノヨーコは魔女だ」とか、「ジョンをたぶらしている悪いやつだ」というイメージをメディアが植え付け、一方的に悪者にされてしまいました。

実際には、同じ表現者としてもパートナーとしても、お互いを尊敬し、支えあう関係性であったのでしょう。

 

僕も正直、彼女の活動をしっかり見つめたことはありませんでした。

 

いきなり奇声を発したり、ジョンが歌う横で、白い包帯で目隠しをしながら一心に裁縫をしていたり、どこか痛みを伴うようなパフォーマンスをしているイメージがあります。

落ち着いてみればとても面白いことをしているなと思うのですが、

ちょっとメッセージ性が強すぎるのかな、という感じは第一印象としてありました。

 



 

 

しかし今回の展示を観て、彼女の発想の豊かさや行動力に改めて気づかされました。

 

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『風のための絵』

任意の種を入れた袋に穴をあけ、風の吹くところにおく。

1961年 夏

 

 

 

今回初めて見た作品もいろいろありました。

ジョンが日本語を覚えるために、コミカルなイラストで日本語の使い方を表現している絵の展示が面白かったです。

 

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『少しずつ』

 

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『荷造り』

 

遊び心のあるアーティストは、その作品にも余裕というか余白があって、飽きないですね。

 

 

 

 

 

 

きっと一番正直な作品。

 

 

 

 

 

 

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1月11日までやってますので是非。。