この間、青森へ行ってきました。
いろいろ見てきました。
青森に行ってきたもんで、写真もたくさん撮ったもんで、
これから少しずつ載せていきたいと思います。
なぜこんな時期に行ったかは、後の記事で説明します。
まず、下北半島の付け根に位置する三沢市へ向かいました。
目的は、青森出身の詩人・劇作家・歌人・映画監督である寺山修司の記念館。
個人的な印象としては、「ことば」という武器を用い、詩や演劇、短歌、映画といったフォーマットに革命を起こそうとした人、「格闘家」といった感じです。
青森の生まれであることを、良くも悪くも強く意識していたそうで、
「もしかしたら私は、憎むほど、故郷を愛していたのかもしれない」 と語っていたそうです。
寺山さんの書いた「父」にまつわる八つの俳句を、七・五でそれぞれ分け、
来場者が自由に再構成出来る、という展示です。
もっといろいろなところで取り入れてほしい、面白いアイデアだと思いました。
展示室の中央には、十一の机が並んでおり、
ライトを照らして、引き出しを覗き見ることが出来ます。
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建物の裏へ出ると散歩コースがあり、道の途中には彼の短歌が道しるべのように立っています。
ふむふむ。
アイデアがたくさん詰まった、素晴らしい記念館でした。
演劇作品や映画諸作のDVDを借りて館内で観ることが出来るので、
好きな人なら一日中居れますね。(ちょっと疲れちゃうかもしれないけど)
一番印象的だったのは、一日三往復のバスを取り逃がした僕を、
記念館の方が、車で駅まで送ってくれたことです。
感謝しています。
続く。