「青森に行ってきたもんで」 ②恐山

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青森の写真、続いては恐山です。 

 

 

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前回紹介した寺山修司の作品のなかで特に好きなのが、映画『田園に死す』です。

 

その中で出てくる恐山が、きっとここは立ち入ってはいけない場所なんだと危機感を与えるような雰囲気で、圧倒されてしまいました。

そんなわけで、青森に行ったら恐山は絶対に訪れてみようと決めていたのです。

 

 

恐山は、死後に魂が向かう場所として考えられ、古くから信仰されてきました。

賽の河原や、死者を呼び寄せるというイタコの存在が、如実にそれを伝えています。

 

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実は、恐山はまだ活火山らしく、温泉も湧いています。

火山性ガスが噴き出しており、その為に倦怠感を感じたり、また草木が生えにくく、金属なども錆びやすいので

ーなるほど、霊的な気配を感じさせるには十分なポテンシャルです。

そしてその影響で隣接する湖にはほとんど生物が生息出来ず、とにかく美しい景色が広がっています。

 

観光地としても、これ程のものはなかなかないと思いますが、やはり観光ツアーなんかは組んでほしくないと願ってしまいますね。

 

 

 

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サービス精神旺盛なカラスがずっと鳴いておりました。

 

           

 

 

 

 

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硫黄のにおいがして、それもまた風情。

 

 

 

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こういうのを見ると、民間信仰として確かに栄えていた(いる) んだなあと感じます。

 

 

 

 

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ただこちらもバスの本数が圧倒的に少なくて、、

後半はもう、バスに遅れまいと走りながら慌てて写真を撮っておりました。

お土産を見る暇もなかったので、もっと時間に余裕をもって周るべきですね。

 

※ちなみにイタコさんは常駐しておらず、七月に行われる恐山大祭の時にしかいらっしゃいません。

 

 

 

 

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      また来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

続く。