認知症。
身近な問題でしょうか...?
自分が何をしたいのか分からなくなってしまう。
どうして悲しいのか、何を探しているのかわからない..
よくある物忘れとは仕組みが全く違います。(認知症の場合、忘れたことも自覚ありません)
心の中で整理がつかなくなり、引き出しも無造作に開かれ、持ち物が散乱しているような状態なのでしょうか。
アルツハイマーなどのほかの病気が原因で、脳の神経細胞に異常をきたす状態のことを総称して認知症と言うそうです。
だんだんと判断力や理解する力がなくなり、日常生活に様々な支障が出てくるようになります。
多くの場合、進行のスピードはゆるめることが出来ても、止める方法はまだ見つかっておりません。
それぞれに症状の種類や程度が異なるので、周囲にいる人が臨機応変にケアしなくてはなりません。
私の身近にも認知症の人がいます。
若い頃・幼い頃の(嫌な) 体験した出来事と現在が結び付いて、感情的になることがあるようです。どこかに出かけなくてはならない、という衝動によく駆られています。
混乱の糸をほどく為には、理解ある人の存在、そして関心を向けさせるような「する事」が必要になります。
そのきっかけの一つとして、呼びかけに答えてくれる人形を導入しています ⇩
割と気に入ってるみたいです。
変奏曲がテーマとなるメロディー(音型)を様々に変化させていくように、
抱いているはずの感情や思い出があらゆる形となって現れ、盲目に心を支配します。
言動にイライラしても、決して相手を否定せず、同意しつつも別のことに興味を促すように労わっていくこと。
少しずつ心を覆っている影を取り除く手助けをしてあげること。
認知症の方だけじゃなく、どんな相手にも、苦しんでいるときは寄り添うことが大事なのでしょう。
こんな感じで書いてきましたが、私自身まだまだ勉強が必要です。
認知症、常に受け身にならず、考えて行動することが不可欠ですね。
By the Way,
ビートルズのYesterdayは、史上最もカバーバージョンが存在する作品だそうです。
つまりその数だけ違った表情があるわけですが、
一通り聞く限り、どれもそのアーティストが持つ特別な詩情を宛がっているような印象を受けます。
一見別れてしまった恋人を想う歌のようですが、
ポールは、若くして亡くした母について書いたとインタビューに答えています。
いずれにせよ、至上の愛の歌という事には変わりないですね。
ここで詞の解釈について自論を展開したいのですが、、
一部歌詞を引き出してみます。
Why she had to go
I don't know she wouldn't say
I said something wrong now I long for yesterday
どうして行ってしまったんだ
分からない、彼女も言わなかった
何か間違ってたのだろうかと、ただ昨日を待ちわびるだけだ
go = 行く (行ってしまう) というのは母の死を暗示しているのだと思いますが、
もし認知症の悲しみを歌っているのだとしたら、、?
行先も告げずどこかへ徘徊に行ってしまって、
自分が何か彼女の心を混乱させるようなことを言ってしまったのではないかと後悔している、
ともとれなくはないですよね...?
Yesterday, all my troubles seemed so far away
昨日までは 遥か遠くに思えた苦しみが
Now it looks as though they're here to stay
どうやらすぐそばに居座っている
Oh, I believe in yesterday
まだ信じられない
Suddenly, I'm not half the man I used to be
僕は全く変わってしまった
There's a shadow hanging over me
影が覆いかぶさっている
Oh, yesterday came suddenly
昨日とは 突然のことだったんだ
Why she had to go
どうして行ってしまったんだ
I don't know, she wouldn't say
分からない、彼女も言わなかった
I said something wrong
何か間違ってたのだろうかと
Now I long for yesterday
ただ昨日を待ちわびるだけだ
Yesterday, love was such an easy game to play
昨日まで 愛とは他愛もないことだった
Now I need a place to hide away
今はもう正直には向き合えない
Oh, I believe in yesterday
まだ昨日にすがっているんだ
健やかにコミュニケーションがとれていた頃 = 昨日よりも前に戻れやしないだろうか。
いや、考えなきゃならないのは明日ですね。
KEIGU