落ちてきちゃうロケット
夢みたい
うまく飛べないのを
天候のせいにして
雲なんて突っ切っちゃうのに
太陽もまぶしくないのに
いつも落ちてきちゃう
人のせいにして
みんなのせいにして
意地悪く
かなしいロケット
飛びたいロケット
某国はカナヅチ
そしてロケットは
ロケットじゃなかったことにされた
またしても落ちてくる
地球が好きなんだな
さては
ある一団は からっとした陽気に星をかぞえていたり
またある時は じめっとした陽気に地面を見つめていたりする
その目はまんまるで どんなものも丸裸にする
丸裸にされたやつらは それぞれに誇らしげだ
余談ですが、ブログのデザインを少し変えてみました。
まず、ヘッダに自分でデザインした画像を貼り付けました。
(スマホ版には反映してないです。)
↓ デザインで使用したのはこちらのサイトです。
ロゴや広告のデザイン、お店のメニューや結婚式の招待状なんかにも使われているみたいですね。初めて知りました。
無料でも十分思いのままに作ることができます。
ヘッダの画像も、すべて「canva」に登録されている無料のスタンプやテキストで作っています。
中にはGIFアニメのように動くものもあって、例えばレッサーパンダの切手もほんとはしっぽが揺れます。(動画ファイルでは貼れなかったので、画像にしています。)
参考 ↓
あと、記事の横幅を広げて、写真をより大きくお見せ出来るようにしました。
(これもスマホ版には反映してません。。)
それによって、過去記事で写真の位置がおかしな場合もあるかもしれません。
気付いたら都度直していきます。
ナイフを突きつけられて
木は見てきたことの一部始終を話し始めた。
「わたしは強欲にも、辺り一帯を支配しようと思い、
根を届く限りまで伸ばしました。
すると、さまざまな動植物の言い争う声が聞こえてきました。
猪が、通り道に生えている奴らが邪魔だと言います。
背の低い草木は、自分らの存在の権利を主張します。
ミツバチが、約束の蜜ができていないと文句を言います。
花は、そんな口約束なんの意味もないと意に介しません。
モグラが、鳥の鳴き声を近所迷惑だと注意します。
鳥は、お前にわたしの気持ちが分かるかと鳴き続けます。
ヘビが、今年は肉の質が落ちたなとレビューを載せます。
カエルは、食べさせてやってるのに何様だと、名誉棄損で訴えます。
けれど、そんな口論があまりにも長く続くと、
森の主(あるじ)たちの怒りを買ってしまいます。
触れないほどささやかな彼らには、誰も逆らえないのです。
かく言うわたしも、隣のクスノキから不法侵入を言い立てられて
民事裁判に持ち込まれてしまったところでして、、、」
ナイフは芯から腐り、物言わぬ木は一層しずかになった。
余白